学校図書館の充実についてのお願い
平素は学校図書館の充実につきまして、ご高配を賜り誠にありがとうございます。
学校図書館は、「学校教育の中核」として読書指導のみならず学習指導においてもその機能を発揮することが期待されています。新学習指導要領では「言語力」の育成が重視され、全教科・領域において「言語力」の育成がうたわれています。そのためには、読書は欠くことのできないものであり、学校図書館の充実が強く求められています。
今年は、国を上げて読書活動の推進に取り組む「国民読書年」となっています。読書は子どもの頃からの習慣化が大事であり、学校図書館は、児童生徒に読書の習慣を身に付けさせ、考える力を育むために学校全体で取り組む読書指導、学習指導を支援しています。
つきましては、左記のように学校図書館の充実に一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
一 司書教諭の専任化と学校司書の法制化をお図りください。
先生方のご尽力によりまして一九九七年に学校図書館法が改正され、司書教諭の配置が進みました。しかし、配置された大部分の司書教諭は、学級担任や教科担任との兼務のために、学校図書館の仕事に専念する時間を取れないのが現状す。
また、司書教諭と共に学校図書館の仕事を行っている学校司書は、現在、約一万六千校に配置されていますが、小中学校の学校司書の約八割は非常勤職員です。しかも、一人で複数校を兼務したり、勤務日数が少なかったりして十分な活動ができない等多くの問題を抱えています。
そこで、司書教諭の専任化と学校司書の法制化についてご支援をお願い申し上げます。
二 学校図書館の図書の充実についてご支援ください。
平成一九年度より「学校図書館図書標準」を百%満たすために総額一千億円(単年度二百億円)を地方財政措置する「新学校図書館図書整備五か年計画」が始まってから、来年度で四年目を迎えます。しかし、残念ながら図書標準が百%に達した小学校は約四十五%、中学校は約四十%にしか過ぎず、学校図書館の地域間格差がますます広がる一方です。
そこで、この五か年計画に基づく「学校図書館図書整備費」が各自治体において予算化されることと、平成二四年度からの新たな「学校図書館図書整備五か年計画」の策定についてご支援をお願い申し上げます。
三 教育課程に「読書の時間」を設定するよう推進してください。
児童生徒の「言語力」を育成するためには、読書が最も有効な方法です。そこで、小・中・高等学校において読書の時間を確保し、発達段階に応じた系統的な読書指導を行うため教育課程に「読書の時間」が設定されますようご支援をお願い申し上げます。
平成二十二年二月五日
●議院議員 ●● ●● 様
●●学校図書館協議会





