学校図書館の充実についてのお願い
平素は学校図書館の充実につきまして、ご高配を賜り誠にありがとうございます。
来年度以降から施行される新学習指導要領では「言語力」の育成が重視され、全教科・領域において「言語力」の育成が実施されることになります。そのためには、日々の読書活動が重要であり、学校図書館の整備充実が欠かせないものになります。
読書は子どもの頃からの習慣化が大事であり、学校図書館は児童生徒に読書の習慣を身に付けさせ、考える力を育むために学校全体で取り組む読書指導、学習指導を支援しています。
つきましては、左記のように学校図書館の充実に一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
一 司書教諭の専任化と学校司書の法制化をお図りください。
学校図書館法の規程により司書教諭の発令が進み、現在では約六割の学校に配置されています。しかし、配置された大部分の司書教諭は、学級担任や教科担任との兼務のために、学校図書館の業務に専念する時間を取れないのが現状です。
また、司書教諭と共に学校図書館を支える学校司書の配置は年々増加し、現在、約一万六千校に配置されています。しかし、小中学校の学校司書の約八割は非常勤職員であり、一人で複数校を兼任したり、勤務日数が限られていたりして十分な活動ができない等多くの問題を抱えています。高等学校では、正規の学校司書の配置から非常勤等の配置に変更される、定年退職等による欠員が補充されないなどの問題が起きています。
そこで、司書教諭の専任化と学校司書の法制化についてご支援をお願い申し上げます。
二 学校図書館の図書の充実についてご支援ください。
平成一九年度より総額一千億円(単年度二百億円)を地方財政措置する「新学校図書館図書整備五か年計画」が行われていますが、来年度で最終年を迎えます。しかし、図書標準が百%に達した小学校は約四十五%、中学校は約三十九%にしか過ぎず、学校図書館の図書整備が不十分なままとなっています。
そこで、平成二四年度からの新たな「学校図書館図書整備五か年計画」の策定についてご支援をお願い申し上げます。
三 教育課程に「読書の時間」を設定するよう推進してください。
児童生徒の「言語力」を育成するためには、読書が最も有効な方法です。そこで、小・中・高等学校において読書の時間を確保し、発達段階に応じた系統的な読書指導を行うため教育課程に「読書の時間」が設定されますようご支援をお願い申し上げます。
平成二十三年二月四日
●議院議員 ●● ●● 様
●●学校図書館協議会





