「2016年度学校図書館調査」の結果

 全国学校図書館協議会では、全国の学校図書館関係者の協力によって、1963年より学校図書館調査を毎年続けています。2016年の調査の結果が次のようにまとまりました。
 調査する項目には、毎年調べるものと特設したものがあります。「蔵書」、「職員」、「経費」は毎年調べています。今回の調査で特設したものは、「学校図書館の整備方針」「図書委員会の活動」「障害者差別解消法への取り組み」です。

平均蔵書冊数

 2016年の平均蔵書冊数は、小学校では10,217冊、中学校では11,916冊、高等学校では27,561冊になります。
 蔵書冊数は、小・中学校は微減、高等学校で増加となりました。児童生徒1人当たりの蔵書冊数は、全校種で増加となりましたが、依然として十分な冊数ではありません。「学校図書館図書整備5か年計画」で地方財政措置されている図書予算が、他に流用されないできちんと図書費として予算化されるように、さらに働きかけを強めていく必要があります。

小学校中学校高等学校
2006年度7,970冊10,502冊22,098冊
2007年度8,226冊10,656冊24,510冊
2008年度8,379冊9,808冊24,020冊
2009年度8,318冊10,351冊22,547冊
2010年度8,560冊11,106冊23,689冊
2011年度8,848冊10,912冊24,175冊
2012年度9,404冊11,138冊25,280冊
2013年度9,745冊10,971冊25,400冊
2014年度9,601冊11,874冊25,524冊
2015年度10,252冊11,929冊25,347冊
2016年度10,217冊11,916冊27,561冊

図書購入費

 2015年度決算の平均図書購入費は、小学校49.8万円、中学校は71.8万円、高等学校は85.4万円になります。

小学校中学校高等学校
2005年度52.7万円73.7万円99.1万円
2006年度52.5万円74.8万円93.7万円
2007年度52.9万円66.8万円94.6万円
2008年度52.4万円71.9万円79.1万円
2009年度52.6万円80.9万円82.5万円
2010年度56.3万円72.1万円84.2万円
2011年度57.2万円76.7万円91.3万円
2012年度54.0万円68.9万円80.9万円
2013年度52.7万円73.8万円82.0万円
2014年度54.5万円74.3万円86.4万円
2015年度49.8万円71.8万円85.4万円

「2016年度学校図書館調査」概要

調査者:全国学校図書館協議会
調査時期:2016年6月
調査対象:全国の小・中・高校から都道府県ごとに3%無作為抽出
調査項目:
1:蔵書に関する調査《蔵書冊数/児童生徒一人あたり冊数/購入冊数/廃棄冊数》
2:学校図書館担当教職員に関する調査《担当教職員数/司書教諭有資格者数/司書教諭の発令・時間確保/学校司書の有無・雇用形態・研修》
3:図書館経費に関する調査《図書館経費/図書購入費/図書以外の資料購入費》
4:学校図書館の整備方針に関する調査《どんな整備方針か》
5:図書委員会の活動に関する調査《組織上の位置づけ/選出方法/任期/活動内容/指導者/活動頻度》
6:障害者差別解消法への取り組みに関する調査《どんな取り組みをする必要があるかと思うか》

 なお、「2016年度学校図書館調査」全項目の結果と分析は機関誌『学校図書館』2016年11月号に掲載していますのでご覧ください。

このページのトップへ