本 VS ネット ? いやどちらも使おう!

2021年2月17日作成

学校図書館って昔は本しかなかったけれど、今の時代はいろいろなデジタル情報も多くなっているわね。

電子図書館や学習用データベースを導入する学校も増えてきているね。図書館はデジタル情報にも詳しくなければいけないのかな~。

「学校図書館ガイドライン」には、「学校図書館の図書館資料には,図書資料のほか,雑誌,新聞,視聴覚資料(CD,DVD等),電子資料(CD-ROM,ネットワーク情報資源(ネットワークを介して得られる情報コンテンツ)等),ファイル資料,パンフレット,自校独自の資料,模型等の図書以外の資料が含まれる。」としっかり書いてありますよ。
また、「児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた様々な形態の図書館資料」として、「例えば,点字図書,音声図書,拡大文字図書,LLブック,マルチメディアデイジー図書,外国語による図書,読書補助具,拡大読書器,電子図書等の整備も有効である。」とあります。

ネットの資料も含まれるんだ!
じゃあ、学校図書館にもネット検索ができる環境が必要?

そうね。インターネットにつながる図書館用のパソコンも必要だし、児童生徒の端末がインターネットにつながる環境も必要ね。

文部科学省は、学校図書館も含めて校内LANを整備することを奨励していますし、実際にいくつかの自治体では,学校図書館に無線LANがすでに整備されています。

調べるときも、本だけではなくネット情報も使うとなると、学校図書館からの支援も変わってくるのかな。

これからは、図書資料だけでなく信頼性の高いWebサイトの紹介も必要だし、本を探すのと同じようにWebサイトの検索の支援もしないといけないわね。

学校図書館は本、ネットはPC担当の先生、ではないんだね。

デジタル情報を見たり、図書資料を実際に手に取ったり、いろいろなものを使っていくと、子どもたちは、「こんな時は本がいい」とか「時事的なことはWebサイトがはやい」というように、自分で選んでいくようになります。
学校図書館としては、本もネットも含め、いろいろな情報源を使わせようという考え方が大事ですね。



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