学校図書館で1人1台端末をどう使う? ~情報発信して窓口を広げよう!

2021年2月24日作成

環境も整ったし、子どもたちのPC端末を調べ学習や読書指導に役立てたいな。
効果的な使い方って、どんなことがあるかな。

たとえば、図書館だよりや読書クイズ、授業で調べるときの調べ方の資料をデータにして、子どもたちが各自の端末で見られるようにするのはどうかしら。
パスファインダーを見てWEBサイトを開いてみたりもできるわね。
アイデアしだいで、いろいろできそう。

1人1台端末を活用すれば、学校図書館の情報へ、学校のどこからでもアクセスできるようになります。「こちらから情報発信をして、学校図書館の窓口を学校中に広げる」という考え方はどうでしょう。
先にPC端末で必要な情報を見てから図書館に来るという学習方法もできますよ。

そうね。まず教室でパスファインダーを見たり調べ方を確認したりしてから、学校図書館に来て本を手に取ってみるほうが、いきなり学校図書館に来るより効率的にさがせるかも。
新着図書紹介や図書館だより、図書館クイズなんかも、自分のPC端末で見られるようになると、学校図書館に足を運ぶ子どもが増えるかもしれないわ。
「クイズ → こたえは図書館に!」なんてね。

うちもやってみたい! PC端末と学校図書館を繋ぐには、どんな方法があるの?

例えば学校図書館の情報を集めたWEBページやデータの保管場所を作り、誘導として、児童生徒のPC端末にアイコンを置いたり、学校WEBサイトのわかりやすいところにバナーを貼るとよいでしょう。
また、学校が使用する学習管理ツール(Google Classroom、Microsoft365 Educationなど)に学校図書館からの情報発信窓口を作るなど、各学校での状況に合わせていろいろな工夫ができます。
子どもたちや先生が、いつでもどこでも学校図書館にアクセスできるような環境を作りたいですね。

学校や自治体の状況に合わせて考えないといけないんだね。

ICTを担当する先生が学校図書館のことを詳しく知っているとはかぎらないから、学校図書館ではどんなことをやりたいのか、こちらから具体的に提案するといいわよ。

学校図書館が、1人1台端末を通して情報を発信する、その仕組みをICT担当教員と相談して作ることが大切です。
「パスファインダーを載せたい」「新着図書を紹介したい」など、何をどう発信するか、相談したり依頼したり、学校図書館からの積極的な働きかけが必要ですね。



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