中学校1年生向け学校図書館オリエンテーション

ここに示したのは一例です。これを参考に各学校の事情に即して実践してください

概要
【目的】
  1. 図書館の利用の仕方について理解させ、積極的に図書館を利用しようという意欲を持たせる
  2. 図書館の本は一定の決まり(NDC)に従って並んでいることを確認させる
  3. 図書館の資料は多様であることを知らせる
【時期】
 4月中、なるべく早い時期に実施する
【伝える内容】
  1. 図書館の働き(「図書館の自由の宣言」を含む) 
  2. 学校司書の働き
  3. 図書館のきまり(開館日、開館時間、貸出冊数など)
  4. 貸出・返却の方法
  5. 図書館サービス(予約、相互貸借、レファレンス)
  6. 資料の配置
  7. 蔵書の紹介
オリエンテーションの流れ
Step1 計画(Plan)
  • 全体のオリエンテーションの計画を司書教諭と学校司書が打ち合わせをする
  • 具体的には学校司書が教科・学級担任と打ち合わせをする
      目的、内容・方法、生徒の状況等の確認
  • NDCを確認させるための活動(クイズなど)を準備する
  • 説明のための資料(スライドなど)を作成する。館内図、利用案内、マナー等
  • オリエンテーション時に貸出ができるように準備をしておく
Step2 実行(Do)
時間:50分
  1. あいさつをする。学校司書の自己紹介とオリエンテーションのねらいを説明する(資料1
  2. 導入(資料1
     クイズ(蔵書数など)
     小学校での図書館経験を尋ねる
  3. 学校図書館の利用方法(資料2)(資料3
     借り方、返し方、貸出冊数など
     1年間のイベント予定、マナー
     NDC(館内図により書架配置の説明)
     多様な資料(新聞、インターネット情報など)
  4. NDC確認のための本探しなどの活動(資料4)
     絵本の読み聞かせやブックトークを含んでもよい
  5. 自由に読書したり貸出しをしたりする
  6. 振り返り、まとめ
     アンケート記入(資料5
Step3 評価(Check)
  • アンケート結果や事後の行動から
     館内でのルールやマナーを理解したか
     NDCを理解し本を探せるようになったか
  • 用意した活動は効果的だったか
Step4 改善(Action)
次回あるいは次年度に向けて改善する
こんな工夫があります
  • 学校図書館担当者(館長、司書教諭、学校司書、図書主任等)の似顔絵や写真を壁に貼ったりカウンターに飾ったりしておくとよい
  • 説明用スライドに教員の似顔絵や写真を挿入すると(事前に要許可)、生徒は親近感を持つ
  • 図書館の愛称やキャラクターがあれば紹介する
  • 説明には、クイズ形式も含める
  • Library NAVIを利用することもできる
  • 50分とれない場合は、「5.自由に読書したり貸出をしたりする」時間を調整する
  • 蔵書から特徴ある本を紹介するとよい
      一番高価な本、一番小型の本、一番古い本
  • オリエンテーション後の子ども読書週間などに図書委員会で「読書まつり」を開催して図書館クイズ、読書ビンゴ(資料6),クロスワードなどをする
  • 国語の授業として行うこともできる
  • ブックトークには多様なメディアの資料を含めるとよい
  • 図書委員会向けオリエンテーションをする
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