文部科学省 2020年度学校図書館・子供の読書関係予算額を発表

 2019年12月20日、2020年度の予算政府案が閣議決定されました。
 文部科学省が発表した「令和2年度文部科学関係予算(案)主要事項」 のうち、子どもの読書や学校図書館にかかわる事項は次のとおりです。
※( )内は前年度

学校図書館総合推進事業...3,000万円(新規)
趣旨
 令和2年度から新学習指導要領が小学校から順次実施され、学校図書館の一層の活用や、児童・生徒の自主的・自発的な学習活動や読書活動の充実が求められている。このような学校図書館の重要性を踏まえ、学校図書館の活性化に向けた調査研究事業を実施する。また、司書教諭・学校司書の資質能力向上等を図る。
  • 学校図書館の活性化に向けた調査研究事業...700万円
     学校図書館を活性化させるために特色ある取組、学校図書館の課題を解決する取組について調査研究を行う。
    〈取組例〉学校図書館を活用した授業改善、電子書籍やAI・IOT等の活用、司書教諭・学校司書・学校図書館担当指導主事の活用 など
  • 司書教諭養成講習会...2,300万円
    全国の教育機関が司書教諭講習を実施するための経費を措置する。
子供の読書活動の推進...2,100万円(2,500万円)
  • 読書活動の推進等に関する調査研究...5,938千円(7,902千円)
     これまで実施をしてきた子供の読書活動の推進に関する取組についての評価・検証と第4次「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」の推進に向けた、今後の施策の基礎資料とするための調査分析を行う。
  • 発達段階に応じた読書活動の推進...7,283千円(8,825千円)
     家庭、学校、地域等の連携のもと、子供の生活や環境の変化に対応し、特に中学生・高校生期の読書習慣の形成に向けて、発達段階に応じた取組を推進する事業についての検証を行うとともに、貧困問題等様々な困難を抱える子供を支援する取組を行う。
  • 「子ども読書の日」(4月23日)の理解推進...7,719千円(8,325千円)
     国民の間に広く子供の読書活動について関心と理解を深めるために、「子ども読書の日」(4月23日)を広く周知するとともに、特色ある優れた取組を行っている民間団体等を表彰する。
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