学校図書館メディア基準

2000年3月21日制定
全国学校図書館協議会

【1】基本原則

 学校図書館メディアは、学校の教育課程の展開に寄与し、児童生徒の健全な教養を育成することを目的とし、図書・視聴覚資料・コンピュータ・ソフト等の各種のメディアをもって構成する。
 本基準は、学校図書館メディアにおける最低の基準を定めたものである。

【2】図書

1. 蔵書の最低基準冊数

校種別、学校規模別の蔵書最低基準冊数は、次の表のとおりとする。
P=生徒数(児童数)

小学校
学級数 冊数
単~6 15000+2×P
7~12 15000+700×A+2×P A=6をこえた学級数
13~18 19200+600×B+2×P B=12をこえた学級数
19~24 22800+500×C+2×P C=18をこえた学級数
25~30 25800+400×D+2×P D=24をこえた学級数
31以上 28200+300×E+2×P E=30をこえた学級数
中学校
学級数 冊数
単~3 20000+3×P
4~6 20000+800×A+3×P A=3をこえた学級数
7~9 22400+700×B+3×P B=6をこえた学級数
10~12 24500+600×C+3×P C=9をこえた学級数
13~15 26300+500×D+3×P D=12をこえた学級数
16~18 27800+400×E+3×P E=15をこえた学級数
19~21 29000+300×F+3×P F=18をこえた学級数
22以上 29900+200×G+3×P G=21をこえた学級数
高等学校
学級数 冊数
単~3 25000+5×P
4~6 25000+1000×A+5×P A=3をこえた学級数
7~9 28000+900×B+5×P B=6をこえた学級数
10~12 30700+800×C+5×P C=9をこえた学級数
13~15 33100+700×D+5×P D=12をこえた学級数
16~18 35200+600×E+5×P E=15をこえた学級数
19~21 37000+500×F+5×P F=18をこえた学級数
22~24 38500+400×G+5×P G=21をこえた学級数
25~27 39700+300×H+5×P H=24をこえた学級数
28以上 40600+200×I+5×P I=27をこえた学級数
中等教育学校
学級数 冊数
単~6 40000+5×P
7~9 40000+1000×A+5×P A=6をこえた学級数
10~12 43000+900×B+5×P B=9をこえた学級数
13~15 45700+800×C+5×P C=12をこえた学級数
16~18 48100+700×D+5×P D=15をこえた学級数
19~21 50200+600×E+5×P E=18をこえた学級数
22~24 52000+500×F+5×P F=21をこえた学級数
25~27 53500+400×G+5×P G=24をこえた学級数
28以上 54700+300×H+5×P H=27をこえた学級数

2. 蔵書の配分比率

(1)標準配分比率
 蔵書の配分比率は、冊数比とし、次の数値を標準とする。ただし、学校の教育課程、地域の実情を考慮して運用する。

  0総記 1哲学 2歴史 3社会科学 4自然科学 5技術 6産業 7芸術 8言語 9文学 合計
小学校 6 2 18 9 15 6 5 9 4 26 100%
中学校 6 3 17 10 15 6 5 8 5 25 100%
高等学校 6 9 15 11 16 6 5 7 6 19 100%
中等教育学校 6 9 15 11 16 6 5 7 6 19 100%

(2)配分比率の運用
 配分比率の運用には、次の事項を考慮する。
  ・絵本、まんがは、主題をもとに、分類する。
  ・専門教育を主とする学科又はコースを有する高等学校・中等教育学校においては、
   その専門領域の図書の配分比率について考慮をする。

3. 年間購入冊数と購入費

(1)年間購入冊数
   年間に購入する図書の最低冊数は、次の式によって得られる数値とする。
     蔵書数×0.1+1冊×児童生徒数=年間購入冊数
(2)年間購入費の算出
     年間購入冊数×平均単価=年間購入費
   平均単価は、全国学校図書館協議会が毎年発表する「学校図書館用図書平均単価」を適用する。

【3】新聞・雑誌

校種別、学校規模別の最低基準タイトル数は、次の表のとおりとする。

小学校 学級数 単~12 13~24 25以上
新聞 3 4 5
雑誌 15 18 20
中学校 学級数 単~12 13~24 25以上
新聞 4 5 6
雑誌 25 28 30
高等学校 学級数 単~12 13~24 25以上
新聞 8 9 10
雑誌 33 37 40
中等教育学校 学級数 単~12 13~24 25以上
新聞 10 12 14
雑誌 40 45 50

【4】オーディオ・ソフト(カセットテープ、CD、MD等の録音資料)

校種別、学校規模別の最低基準本数は、次の表のとおりとする。

小学校
学級数 本数
単~6 400
7~12 400+14×A A=6をこえた学級数
13~18 484+12×B B=12をこえた学級数
19~24 556+10×C C=18をこえた学級数
25~30 616+8×D D=24をこえた学級数
31以上 664+6×E E=30をこえた学級数
中学校
学級数 本数
単~3 500
4~6 500+26×A A=3をこえた学級数
7~9 578+24×B B=6をこえた学級数
10~12 650+22×C C=9をこえた学級数
13~15 716+20×D D=12をこえた学級数
16~18 776+18×E E=15をこえた学級数
19~21 830+16×F F=18をこえた学級数
22以上 878+14×G G=21をこえた学級数
高等学校
学級数 本数
単~3 600
4~6 600+28×A A=3をこえた学級数
7~9 684+26×B B=6をこえた学級数
10~12 762+24×C C=9をこえた学級数
13~15 834+22×D D=12をこえた学級数
16~18 900+20×E E=15をこえた学級数
19~21 960+18×F F=18をこえた学級数
22~24 1014+16×G G=21をこえた学級数
25~27 1062+14×H H=24をこえた学級数
28以上 1104+12×I I=27をこえた学級数
中等教育学校
学級数 本数
単~6 900
7~9 900+46×A A=6をこえた学級数
10~12 1038+44×B B=9をこえた学級数
13~15 1170+42×C C=12をこえた学級数
16~18 1296+40×D D=15をこえた学級数
19~21 1416+38×E E=18をこえた学級数
22~24 1530+36×F F=21をこえた学級数
25~27 1638+34×G G=24をこえた学級数
28以上 1740+32×H H=27をこえた学級数

【5】ビデオ・ソフト(LD・DVD等の映像資料)

校種別、学校規模別の最低基準本数は、次のとおりとする。

小学校
学級数 本数
単~6 300
7~12 300+14×A A=6をこえた学級数
13~18 384+12×B B=12をこえた学級数
19~24 456+10×C C=18をこえた学級数
25~30 516+8×D D=24をこえた学級数
31以上 564+6×E E=30をこえた学級数
中学校
学級数 本数
単~3 400
4~6 400+26×A A=3をこえた学級数
7~9 478+24×B B=6をこえた学級数
10~12 550+22×C C=9をこえた学級数
13~15 616+20×D D=12をこえた学級数
16~18 676+18×E E=15をこえた学級数
19~21 730+16×F F=18をこえた学級数
22以上 778+14×G G=21をこえた学級数
高等学校
学級数 本数
単~3 500
4~6 500+28×A A=3をこえた学級数
7~9 584+26×B B=6をこえた学級数
10~12 662+24×C C=9をこえた学級数
13~15 734+22×D D=12をこえた学級数
16~18 800+20×E E=15をこえた学級数
19~21 860+18×F F=18をこえた学級数
22~24 914+16×G G=21をこえた学級数
25~27 962+14×H H=24をこえた学級数
28以上 1004+12×I I=27をこえた学級数
中等教育学校
学級数 本数
単~6 800
7~9 800+46×A A=6をこえた学級数
10~12 938+44×B B=9をこえた学級数
13~15 1070+42×C C=12をこえた学級数
16~18 1196+40×D D=15をこえた学級数
19~21 1316+38×E E=18をこえた学級数
22~24 1430+36×F F=21をこえた学級数
25~27 1538+34×G G=24をこえた学級数
<28以上/td> 1640+32×H H=27をこえた学級数

【6】コンピュータ・ソフト(CD-ROM、DVD-ROM等のコンピュータ資料)

校種別、学校規模の最低基準本数は、次の表のとおりとする。ただし、OS、図書館管理用、ワープロ等のソフトを除くこと。

小学校
学級数 本数
単~6 200
7~12 200+12×A A=6をこえた学級数
13~18 272+10×B B=12をこえた学級数
19~24 332+8×C C=18をこえた学級数
25~30 380+6×D D=24をこえた学級数
31以上 416+4×E E=30をこえた学級数
中学校
学級数 本数
単~3 300
4~6 300+20×A A=3をこえた学級数
7~9 360+18×B B=6をこえた学級数
10~12 414+16×C C=9をこえた学級数
13~15 462+14×D D=12をこえた学級数
16~18 504+12×E E=15をこえた学級数
19~21 540+10×F F=18をこえた学級数
22以上 570+8×G G=21をこえた学級数
高等学校
学級数 本数
単~3 400
4~6 400+26×A A=3をこえた学級数
7~9 478+24×B B=6をこえた学級数
10~12 550+22×C C=9をこえた学級数
13~15 616+20×D D=12をこえた学級数
16~18 676+18×E E=15をこえた学級数
19~21 730+16×F F=18をこえた学級数
22~24 778+14×G G=20をこえた学級数
25~27 820+12×H H=24をこえた学級数
28以上 856+10×I I=27をこえた学級数
中等教育学校
学級数 本数
単~6 700
7~9 700+22×A A=6をこえた学級数
10~12 766+20×B B=9をこえた学級数
13~15 826+18×C C=12をこえた学級数
16~18 880+16×D D=15をこえた学級数
19~21 928+14×E E=18をこえた学級数
22~24 970+12×F F=21をこえた学級数
25~27 1006+10×G G=24をこえた学級数
28以上 1036+8×H H=27をこえた学級数

【7】運用に関する事項

  1. 蔵書冊数が基準に達していない場合には、10年間を目途に整備を図るものとする。
  2. 特殊教育諸学校においては、それぞれの校種別基準を準用するものとする。また、障害に応じて特に必要とする領域のメディアについては、考慮をする。特殊学級を設置する学校においても同様とする。
  3. 専門教育を主とする学科またはコースを有する高等学校・中等教育学校は、その専門領域に必要とするメディアの冊数またはタイトル数を最低基準冊数または最低基準タイトル数に加えるものとする。
  4. 中学校、高等学校を併設し、学校図書館を共有する学校においては、中等教育学校の基準を準用するものとする。
  5. 蔵書の構成にあたっては、配分比率とともに、各学年ごとの発達段階を考慮するものとする。特に小学校にあっては、1、2学年向けの図書を蔵書の1/3を確保することが望ましい。
  6. 図書、オーディオ・ソフト、ビデオ・ソフトは10年間、コンピュータ・ソフトは3年間を目途に更新を図るものとする。
  7. 学校図書館の機能を十分に発揮するためには、中核となる地域の学校図書館支援センターの創設、地域の学校図書館・公共図書館や資料館等を相互に結ぶネットワークの組織化を行い、メディアの共有、相互利用を積極的に進める必要がある。
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