「学校読書調査」の結果
全国学校図書館協議会は、全国の小・中・高等学校の児童生徒の読書状況について毎年調査を行っています。
※第66回調査までは、全国学校図書館協議会、毎日新聞社の共催で実施しました。
第67回調査以降は、全国学校図書館協議会が実施しています。
※2020年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、調査を中止いたしました。
第68回学校読書調査(2023年)
第68回調査(2023年)の結果がまとまりました。
調査の項目は、毎年定例のものと年ごとに特設したものとがあります。「5月1か月間に読んだ本の冊数」「5月1か月間に読んだ雑誌の冊数」は、毎年調査しています。
65回まで継続調査していた「5月1か月間に読んだ本の名まえ」「ふだん読んでいる雑誌名」は、66回より定例項目としては中止しました。また、代わりに「今の学年になってから読んだ本の名まえ」を調査しました。
68回はそのほかに、「学校図書館にどのようなイメージを持っているか」「どんな学校図書館ならもっと利用したいか」「電子書籍の読書経験」「紙の本と電子書籍の比較」について調査しました。また、5月1か月間に読んだ本・雑誌の冊数のうち、電子書籍で読んだのかは何冊かを尋ねました。
第68回調査の結果では、2023年5月1か月間の平均読書冊数は、小学生は12.6冊、中学生は5.5冊、高校生は1.9冊、不読者(5月1か月間に読んだ本が0冊の児童生徒)の割合は、小学生は7.0%、中学生は13.1%、高校生は43.5%となっています。
第68回学校読書調査概要
調査者:全国学校図書館協議会
調査時期2023年6月第1・2週
調査対象:全国の小学生(4~6年生)・中学生(1~3年生)・高校生(1~3年生)の抽出調査
《小・中学校は都市規模別、高校は学科別にサンプル校を抽出し、各学年1クラスで実施》
小学生:3447人 中学生:3317人 高校生:4048人
調査項目:
問1:5月1か月間に読んだ本の冊数
問2:5月1か月間に読んだ雑誌の冊数
問3:学校図書館にどのようなイメージを持っているか
問4:どんな学校図書館ならもっと利用したいか
問5:電子書籍の読書経験
問6:紙の本と電子書籍の比較
問7:今の学年になってから読んだ本の名まえ
なお、「第68回学校読書調査」全項目の結果と分析は、機関誌『学校図書館』2023年11月号に載っていますのでご覧ください。また、今回は読売新聞社の紙面協力をいただき、読売新聞2023年10月28日朝刊に調査結果が掲載されました。
過去31年の学校読書調査結果の推移
第39回【1993年】 ~ 第68回【2023年】
5月1か月間の平均読書冊数
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不読者※の割合
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※この調査では、5月1か月間に読んだ本が0冊の児童生徒を「不読者」と呼んでいます。